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    コモド島は半日で観光できる?半日では足りない理由

    コモド島を旅行日程に加えるとき、「ラブアンバジョに朝到着すれば、その日の午後だけでコモド島を見られるのでは」と考える人は少なくありません。結論からいうと、コモド島を半日で観光する日程は組めません。 コモドドラゴンを見る場所だけなら滞在時間はそれほど長くありませんが、ラブアンバジョからコモド島までは船で向かいます。さらに、コモド国立公園ではパダール島、ピンクビーチ、マンタポイントなどが広い海域に点在しており、1か所だけを短時間で往復するタイプの観光地ではありません。

    日帰りスピードボートを使えば、ホテルに宿泊したまま1日でコモド国立公園を巡れます。ただし、これは「半日ツアー」ではなく、朝から夕方までを使う日帰り観光です。コモド島でのコモドドラゴン見学は45分から2時間ほど、パダール島は1時間から1時間30分ほど、ピンクビーチは45分から1時間ほど、マンタポイントは30分から45分ほどが目安になります。ここにラブアンバジョとの往復航行、各島の間を移動する時間が加わります。コモド島旅行を考えるなら、まずこの距離感を知っておくことが日程を決める基準になります。


    目次

    コモド島は半日では足りない

    コモド島観光に半日では足りない最大の理由は、コモド島がラブアンバジョ市街地の近くにある観光地ではないからです。コモド空港があるラブアンバジョは、あくまでコモド国立公園観光の拠点です。飛行機を降りればコモド島がすぐ近くにあるような印象を受けるかもしれませんが、空港があるのはフローレス島で、コモド島はそこから海上を進んだ先にあります。ホテルから港までは短時間でも、港から先に本格的な海上移動があるため、空港と市街地だけを見て半日の予定を組むことはできないのです。

    しかも、コモド国立公園の日帰り観光では、コモド島まで行って同じ航路をそのまま戻るだけではありません。島々の位置に合わせて船で移動し、上陸、トレッキング、シュノーケリングを組み合わせます。日帰りスピードボートが朝にラブアンバジョを出発し、夕方に戻るのは、この広い海域を巡るためです。「コモドドラゴンを見る時間は1時間程度だから半日あれば十分」と計算すると、船で移動する時間が抜けてしまいます。コモド島で過ごす時間だけではなく、ラブアンバジョを出発して戻るまでを1つの日程として考える必要があります。


    ラブアンバジョから船で向かう

    コモド島旅行では、ラブアンバジョの港からスピードボートやクルーズ船を利用します。日帰りの場合はスピードボートが中心となり、朝に出港してコモド国立公園内を巡り、夕方にラブアンバジョへ戻ります。スピードボートという名前から、短時間でコモド島だけを往復できるように感じるかもしれません。しかし、スピードボートの役割は広いコモド国立公園を1日で巡るために航行時間を短縮することであって、コモド島観光そのものを半日に縮めるためではありません。

    特に注意したいのが、ラブアンバジョ到着日です。バリ島などから午前便で到着し、「ホテルに荷物を置いて午後からコモド島へ行こう」という日程は、コモド国立公園の日帰り観光には合いません。反対に、午後の飛行機でラブアンバジョを出発する日に、午前中だけコモド島を見る予定を組むこともできません。コモド島観光の日は、飛行機の到着日や出発日と同じ日に詰め込むのではなく、ラブアンバジョに滞在する日のうち1日をコモド国立公園に充てるのが基本です。そうすれば、朝の出港時刻から夕方の帰港までを確保したうえで、各観光地を予定どおり巡れます。


    コモドドラゴンは時間を取って見る

    コモド島に到着すると、レンジャーと一緒に島内を歩いてコモドドラゴンを探します。コモドドラゴンは野生動物ですから、決められた場所で短時間だけ見て終わる観光ではありません。その日の天候や気温、コモドドラゴンがいる場所によって見学の内容も変わります。コモド島での滞在時間は45分から2時間ほどを考えておきます。レンジャーと島内を歩き、コモドドラゴンを観察し、写真を撮りながら進む時間まで含めると、短時間だけ上陸してすぐ船に戻る予定にはなりません。

    コモド島まで来たなら、単にコモドドラゴンを1頭見て終えるより、生息している環境そのものを見ておきたいところです。島にはシカやイノシシなど、コモドドラゴンと同じ環境で暮らす動物もいます。乾いた草原や森、海岸に近い場所を歩くことで、動物園で見るのとはまったく異なるコモドドラゴンの姿が分かります。野生のコモドドラゴンを見ることがコモド島旅行の目的なら、ここは時間を削る場所ではありません。船で長い距離を向かったあとに45分から2時間ほどを確保して見学するため、それだけを考えても半日観光とは相性が合わないのです。


    パダール島や海も見ておきたい

    コモド島旅行がコモドドラゴン見学だけで終わらないのも、半日では足りない理由です。コモド国立公園には、3方向に湾を望むパダール島の丘、赤みを帯びた砂が広がるピンクビーチ、マンタとの遭遇が期待できるマンタポイント、浅瀬と白い砂が特徴のタカマカサル島など、それぞれ性格の異なる場所があります。日本で「コモド島ツアー」と呼ばれている日帰りツアーも、コモド島だけではなく、こうした場所を組み合わせて巡る内容が中心です。コモドドラゴンを見るだけでなく、島の景観と海を同じ日に体験することで、コモド国立公園らしい1日になります。



    時間の目安を見ると、パダール島では丘のトレッキングを含めて1時間から1時間30分ほど、ピンクビーチは45分から1時間ほど、マンタポイントは30分から45分ほどを使います。コモド島の45分から2時間を加えるだけでも、各観光地で過ごす時間は数時間になります。さらに船で次の場所へ移動するため、これらを半日に詰め込む余地はありません。パダール島だけ急いで登り、ピンクビーチでは写真だけ撮り、コモド島も短時間で切り上げるような予定にするより、それぞれの場所に必要な時間を取ったほうがコモド国立公園をきちんと見られます。


    コモド島観光には1日を確保する

    コモド島を観光するなら、ラブアンバジョ滞在中に丸1日を確保してください。 日帰りスピードボートなら朝にホテルを出発し、港からコモド国立公園へ向かい、パダール島、コモド島、ピンクビーチ、マンタポイントなどを巡って夕方に戻る日程を組めます。ホテルにはその日の夜に戻れるため、コモド島を見るために必ず船で宿泊する必要はありません。限られた旅行日数のなかでコモドドラゴンもパダール島も海も見たい場合、日帰りスピードボートに1日を使うのが基本になります。

    そのため、コモド島旅行ではラブアンバジョに何泊するかを決めるとき、まずコモド国立公園観光の1日を確保し、その前後に飛行機の日程を配置すると考えると分かりやすいでしょう。午前にラブアンバジョへ到着して午後だけ観光する、翌朝だけコモド島を見て午後便で出発するといった半日の予定ではなく、朝から夕方までをコモド国立公園の日として確保します。コモド島は「空いた半日に追加する観光地」ではありません。野生のコモドドラゴン、パダール島の丘、ピンクビーチ、マンタポイントまで含めて見るための1日を取ることで、ラブアンバジョまで訪れる目的に合ったコモド島観光になるのです。



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