2026年シーズンにコモド島観光を計画するなら、これまで以上に早く決めておきたいのがラブアンバジョのホテルです。コモド国立公園の玄関口となるラブアンバジョでは、観光客の増加に対して市内のホテル供給が追いつかず、宿泊料金の高騰が目立つようになりました。数年前までの感覚で航空券を取ってからホテルを探していると、予約する時期によって同じクラスでも料金差が大きくなります。2026年のコモド島旅行では、ホテル予約を航空券やツアーとは別に考えるのではなく、最初から一緒に決めておくほうが旅程を組みやすくなっています。
ただし、ラブアンバジョのホテル料金が上がった分を、そのまま旅行代金に加える必要はありません。なるべく早く宿泊予約を済ませることに加え、ラブアンバジョ到着日にプライベートツアーへ出発して市内の宿泊数を減らす、条件が合えばバリ島から日帰りでコモド島を訪れるなど、旅行の組み方そのものを変える方法があります。2026年は「どのホテルに泊まるか」だけではなく、「ラブアンバジョに何泊するのか」まで考えておくことが、コモド島観光の費用を左右するようになっています。

ホテル代が上がる理由
ラブアンバジョはフローレス島西端にある小さな町ですが、コモド島、リンチャ島、パダール島などを訪れる観光客の多くがここを拠点にします。コモド空港があり、港からはコモド国立公園方面のスピードボートやクルーズが出発するため、観光客の宿泊需要が市内の限られた地域に集中します。2025年1月から10月までのラブアンバジョへの観光客は43万人を超え、2026年3月時点では外国人旅行者が全体の約78%を占めるとされ、海を目的とした観光の割合も非常に高くなっています。こうした需要の増加が続く一方、市内の客室供給は短期間で同じ割合だけ増えるものではありません。
とくに乾季の観光シーズンは、コモドドラゴンを見る旅行者だけでなく、シュノーケリング、ダイビング、宿泊クルーズ、フローレス島周遊を組み合わせる旅行者も集まります。海の見えるホテル、港に近いホテル、設備の整った中級以上のホテルには予約が集まり、同じホテルでも時期によって宿泊料金に大きな差が出ます。2026年のラブアンバジョでは、直前の空室だけを探すより、航空券やコモド島ツアーを決める段階でホテルも確保する考え方が合っています。

予約は早めに済ませるのが基本
最も基本になるのは、ラブアンバジョのホテル予約を後回しにしないことです。これまでのコモド島旅行では、航空券とツアーを先に予約し、ホテルはあとから決める組み方でも対応できることがありました。しかし、宿泊料金が上昇している2026年は、旅行が近づくほど希望する価格帯と客室タイプの組み合わせが変わってきます。とくに7月、8月を中心とする乾季は宿泊需要が高まるため、旅行を決めた段階でホテルまで予約しておくと、宿泊費を含めた総額を早い段階で把握できます。7月のコモド空港では2025年に月間13万人を超える航空旅客が記録されており、乾季のラブアンバジョに大きな人の往来があることも数字から読み取れます。
ここで見るべきなのは、最安値だけではありません。港への移動、空港への移動、ツアーの出発時刻、朝食の時間など、自分の旅程に必要な条件を満たすホテルを早い段階で決めておくことです。ラブアンバジョは宿泊エリアを遠方まで広げて料金を下げるタイプの観光地ではないため、市内で条件の合う客室を先に確保するほうが効果が出ます。キャンセル可能な予約条件を選べる場合は、旅行を決めた時点でホテルを押さえ、その後に航空便やツアーの内容を整えていく方法も使えます。

到着日から観光する
ホテル料金の高騰に対して効果が大きいのが、ラブアンバジョでの宿泊数そのものを減らすことです。一般的なコモド島の日帰り混載ツアーは早朝に出発するため、前日にラブアンバジョへ到着して1泊し、翌朝から観光する旅程がよく使われます。一方、プライベートツアーなら、バリ島から朝の航空便でラブアンバジョへ移動し、空港到着後に専用車で港へ向かい、そのまま専用スピードボートで観光を始める組み方が可能です。空港と市街地、港が近いラブアンバジョだからこそ検討できる方法でもあります。
従来なら「バリ島からラブアンバジョへ移動して1泊、翌日にコモド島観光」としていたところを、到着日からツアーに出発すれば前泊を1泊減らせます。1泊分のホテル代が高くなる時期ほど、この差は大きくなります。到着便に合わせて出航時刻を調整できるのはプライベートツアーならではで、コモドドラゴンの見学を優先する、リンチャ島と周辺のシュノーケリングを組み合わせるなど、利用できる時間に合わせて訪問先を決められます。ホテルのグレードを下げることだけで予算を調整するのではなく、必要な宿泊数そのものを見直すという考え方です。

バリ島から日帰りすることも検討
さらにラブアンバジョ泊をなくしたい場合は、バリ島からコモド島を日帰りで観光する方法があります。バリ島のデンパサールからラブアンバジョまでは直行便があり、飛行時間はおよそ1時間20分です。朝にバリ島を出発し、ラブアンバジョ到着後に専用車で港へ移動、プライベートのスピードボートでコモド国立公園を観光し、夕方以降の航空便でバリ島へ戻る組み方なら、ラブアンバジョのホテルを利用せずにコモド島観光を組み込めます。バリ島発着の日帰りコモド島ツアーも販売されており、航空便と専用ツアーを合わせた旅行は2026年にも成立しています。
この方法では、航空便に合わせて出航時刻と帰港時刻を調整できるプライベートツアーを利用するのが基本です。コモド島、リンチャ島、ピンクビーチ、マンタポイントなどはそれぞれ位置が異なるため、限られた滞在時間ですべてを回るより、コモドドラゴン見学など優先順位の高い場所から組み立てます。バリ島のホテルを連泊したままなら、大きな荷物を携えてラブアンバジョのホテル間を移動する必要もありません。ラブアンバジョの宿泊料金が高い時期ほど、ホテルを1泊も使わないという方法の効果は大きくなります。

宿泊数で総額を考えてみる
2026年のラブアンバジョでホテル料金が高騰しているときは、1泊あたりの価格だけを比較するより、コモド島旅行全体で何泊必要なのかを先に考えたほうが答えは明確です。3泊する予定を2泊にできればホテル1泊分、2泊を1泊にできれば同じく1泊分が減ります。バリ島から日帰りにできる条件がそろえば、ラブアンバジョでの宿泊そのものが不要です。宿泊料金が上がるほど、1泊減らしたときの金額差も大きくなるため、ホテル探しと同時に旅程を見直しておく必要があります。
コモド島旅行を計画するときは、まずホテルを早めに確保し、そのうえで航空便とツアーを組み合わせ、前泊や後泊を何泊にするかを決めます。到着日にプライベートツアーへ出発する、観光終了後にそのまま空港へ移動する、条件が合えばバリ島から日帰りにするなど、ラブアンバジョ泊を固定しない旅程も検討できます。2026年のコモド島観光では、ホテル料金だけを追うより、宿泊数を含めて旅行全体を組み立てたほうが宿泊費への効果は大きくなります。ラブアンバジョのホテル料金が高騰している今こそ、早めの予約と宿泊数の見直しを最初から組み込んでおきたいところです。


